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yoshie arimura
yoshie arimura

 

2003年、鹿児島市内の産婦人科「中村レディ-スクリニック」さんのダンススタジオでバレエを3人のかわいい女の子に教えたことからすべて始まりました。

 

いつの間にか80人を超える女の子が病院内のスタジオへ通ってくるようになり、設備的に限界を感じたところで、皆さんの勧めもあり、新しくダンス専用スタジオを設立したのが2008年でした。

 

2008年3月11日。

 

この日が「バレエスタジオ22 クラシック&コンテンポラリー」の始まった日。

 

たくさんの生徒が場所を移っても引き続き通ってくれました。

 

それからだんだんバレエを真剣にやりたい生徒が集まり、生徒の気持ちに引っ張られ、いつのまにかコンクールへ参加するようになり、入賞するようになり、留学するようになり・・・

 

時の流れに任せていたら、幼いころの自分にそっくりな、バレエがただただ好きで、頑張ることが当たり前な生徒がたくさん集まっていました。

 

今は、プロダンサーを目指しひたすら体を鍛える子、

真剣にバレエをやりたい大人たち、

ダンサーが将来の目標ではないけど、どうせやるならしっかりバレエやりたいし知りたいと願うまじめな女の子たち。

 

みんなに共通なのは、レッスン中は DO YOUR BEST.

 

発表会は2年に1度。ご褒美みたいな感覚です。たくさんレッスンしたからご褒美。

 

最初はスタジオ内でクリスマスにスタジオパフォーマンスを。これが第1回目。

すべての衣装をほとんど手作りで仕上げました。30人くらいだったかな。参加費も2万円くらい。

お客様も50人くらい。今思い出しても心が温かくなる経験でした。

 

2回目は鹿児島県民交流センター。600人入れるホール。

私たちにはちょっと過ぎた挑戦かな~と、すべてが不安だったのを覚えてます。

 

 

3回目は鹿児島市民文化ホール第2ホール 900人くらいの規模。

この時は席数が足りず、立ち見が多くて苦情が殺到。

確か生徒数は多かった。90人近く出演したような。

 

4回目は宝山ホール 1500人くらいの席数。

スカスカだろうと思ったら・・・予想外に満員御礼。

真夏の暑い日。開場前に並びすぎて苦情殺到。本当に予想外で。すみません。

演目は「パキータ」これは楽しかった。

みんなが生き生きしていて充実感あふれる舞台でした。感謝感謝の驚きばかり。

やっと生徒が成長してきて、すこしずつバレエに近づいてきたような・・・

 

5回目。さあ、いよいよ鹿児島市民文化ホール 第1ホール。

鹿児島で一番大きなホールです。約2000席。

記念すべき舞台にしたいので、演目は「眠れる森の美女 全幕」。初めての全幕振付です。

時間がかかった・・・本当に時間と知恵を使い切りました。

本番では・・・

やっとここまできたなあと感無量でした。

懐かしい卒業生が手伝いに来てくれたり、ママたち保護者の頑張りがあの喧騒を収めてくれたんだな・・・と、人のありがたみをつくづく感じました。

みんなでやり遂げたな~と、しばらく抜け殻だった気がします。

 

男性ゲストに関しても、絶対見ごたえある舞台に・・・とがんばって。

ご縁あって、新国立劇場バレエから 厚地康雄 さんと、バレエシャンブルウエストより 土方一生さんに来てもらうことができ、ラッキーでした。たくさん踊ってもらいました。

カラボス役の 久野真平先生にも 演技力あふれる迫力のシーンをプレゼントしてもらいました。

 

さて、2年後の6回目。

 

2015年8月15日。場所は前回同様、鹿児島市民文化ホール 第1ホール。

 

何がしたいか・・・一番に考えたのは生徒の実力を伸ばすためには、今何が必要かということ。

 

出した答えは、男性ダンサーと組んで踊る経験をたくさんの生徒にさせることでした。

4人のゲストを呼び、9人の女の子にパドドウ・パドトロワを経験してもらうことができました。

バーミンガムロイヤルの厚地康雄さん、新国立劇場バレエの 原健太さん、福田紘也さん。

このゲストダンサー。同じカンパニー出身で、プライベートも仲良しで、雰囲気も抜群で、私自身も今まで以上に楽しく舞台ができました。

もう一人は、松本晃弘さん。幼いころの知り合いで、懐かしい再会となっためぐみ先生の息子さんです。

何かと出会いの多い公演になりました。

 

もう一つ、大きい挑戦は・・・コンテの充実。

振付を友人で現役のダンサー 平田友子 にお願いし、今の私たちが思いっきり踊れる作品、年齢幅広い私たち全員出演できる作品を作ってもらいました。総勢、、、60名?もっとかな?

毎回踊るのが楽しかった。リハーサルを見たら走馬灯のようにいろいろ思い出して泣きそうでした。

 

技術スタッフもそうですが、たくさんの人に頼り、力を貸してもらい、生まれ出ずる問題を解決し、一緒に乗り越え、本当に大人の部活みたいなノリで向かって行ったら終わった!って感じです。

ママの会がリーダーの下に団結していたおかげで、私自身が舞台づくりに集中しましたし楽しかった。

関係者みんなに心から感謝してます。

 

今、公演が終わり、成長はまだ実感できていません。

それでも次の目標に向かい、新たにレッスンが始まっています。

ダンスは休めない。だからこそ飽きないのかもしれない。

 

この容赦ない芸術が私は大好きです。

 

上の写真は 2015年 バレエスタジオ22の夏公演より

「MID SUMMER NIGHT PERFORMANCE 2015 クラシック&モダン」

 

たくさんのご来場、心より感謝します。観てない方・・・ぜひ2年後。足をお運びください。

それまでに もっと もっと 成長しておきます。   2015年10月

2017年、付き合いの長い生徒が多く卒業する回となったこの公演。コンテも充実し、やっとバレエ公演に近づけた気持ちになったのがこの2017年パキータの夜2017@市民文化ホール第1です。オーストラリアへ留学中の有村花梨菜が夏休みで出演し、初めて中心を踊らせてもらいました。厚地さんと福田紘也さんには大変お世話になり、生徒を一緒に指導してもらった感覚で、本当にありがたい、回を重ねるたびに感謝しまくりです。

海の王国、パキータ、とこ先生の作品集、どれも再演したいものばかり。

大きくなったみんなとまた会いたいです。

2019年。ずっとやりたかった真夏の夜の夢をいよいよやるぞと人一倍楽しんで創りました。

若いころアメリカでこの作品を踊らせてもらい、たくさん学びを得て、ますますバレエっておもしろいなと思った作品です。いつかやりたい、、、と思っていたのが、ちょうど卒業生の個性がピッタリで、もうこれしかない!と思い全力で指導しました。しばらく抜け殻になったくらい、(笑)

4人のゲストに来てもらい、最高の演技をプレゼントしてもらいました。福田紘也さんにはゲストの部分をすべてお任せしたなというくらい助けていただき、、、感謝しまくりです。引退してしまったのでもう踊ってもらえないですが、一生忘れない舞台です。これも再演したい!!!卒業生のパワーあってこその本気の舞台でした。ありがとう。

2021年。コロナで最後まで誰が何を踊るかに試行錯誤した回でした。主役が帰国できるかどうかもわからず、留学生も帰れるか分からず、結局ほぼみんな出演できなかったのですが、準備に準備を重ねた現役生徒のおかげで、穴が開くことなくそれぞれ素晴らしい踊りを見せてくれました。2か月前に決まったゲスト岸村光煕さんは「スケートをする人々」のブルーボーイという難役を見事に踊りきり、さすがだなあと感動でした。大好きな厚地康雄さんの久しぶりの舞台はプリンシパルの輝きで、目が潰れました。ずっと私の下で頑張ってくれた生徒が卒業する回だったので、これもさみしさMAXだったんですが、留学先から早めに帰国した和田つばきが根性入れて主役を務めてくれ感謝と感涙だったし、アナウンスに帰ってくれた桑木えみりが側にいたり、とこ先生がサンチョで出てくれたり、オンラインで急遽出れない生徒が見守っていたりと、、、22をやっててよかったと思えることもたくさんあったので、文句なし。福田さんがお忍びで出てくれたり林田さんのパワフルな踊りに打たれたり、満足満腹の公演でした。みんなありがとう。コロナがなければどーんと打ち上げがしたかった、、、涙